おまとめローンで借金一本化

馴染みある言葉…とまではいいませんが、それでも広告や宣伝などでよく見聞きする、おまとめローンという言葉でしょう。

おまとめローンとは、簡単にいうと、複数の借入先から借りている借金を1つにまとめることが出来るローンのことです。

よく「一本化する」とも言い、こちらの方が理解しやすいかもしれません。

種類としては、「無担保」と「有担保(不動産担保)」とに分かれます。

これは、1つの金融機関に限りの商品名ではなく、ローンの種類の1つとなるようですね。幾つかの金融機関がおまとめローンを取り扱っています。

もちろん、それぞれに特徴がありますし、違いはありますが、おおよその意味としては、複数の借入金を1つにまとめる…として間違いはないと思います。

おまとめローンを取扱っている銀行は、「東京スター銀行」「三井住友銀行」「埼玉りそな銀行」「オリックス信託銀行」などがありますが、おまとめローンという言葉を使わずに、比較的融資限度額が大きめのフリーローンを利用して、まとめてしまうイメージでキャッシング各社でもおまとめローン的な利用をする人は多いのです。

おまとめローンは要するに「借り換え」に当てはまりますが、複数の借入先から単数の借入先の借り換えに属します。複数の借入先からの債務を一本化することで、毎月の返済額が減少したり、支払先を判りやすく単純化するなどのメリットがあります。

確かに、「○日は△△への返済で、○○日は、□□□への返済で…」と毎月行うのは、さすがに忘れることはないと思いますが、それでもかなり面倒です。当然のことながら、それぞれの借入先で利率が発生しますし、それぞれ別に返済することを考えたら、メリットは多いと思いますよ。

ただ、おまとめローンは本来、他社の借入残高の合計範囲内までしか借入れすることが出来ません。それに勘違いしそうになりますが、おまとめローンはあくまで債務者に代わって借入先に返済します。個人の融資ではないんですよね。

おまとめローンにすることで、その金融会社が借入先に即返済を行い、その分をまとめて債務者がその金融会社に返済する…という仕組みになります。

おまとめローンのメリット

おまとめローンを利用するメリットは、たくさんあります。

これまで複数の借入先に返済を行っていたときには、返済日も返済金額もバラバラで、それこそ返済を忘れていて返済が遅れるということもあったでしょうが、返済先が一か所になるため、返済日も返済金額も一つになるので、こういったミスがなくなります。返済の管理が簡単になるメリットがあります。また、複数の借金がある場合には、当然、適用されている金利もキャッシング会社によりバラバラです。これをおまとめローンを利用することで、少額な借り入れがたくさんあったものが、一か所からある程度まとめた金額を借りることになるので、結果的に適用される金利が安くなることもあります。これについては、すべてのおまとめローンの利用者に当てはまるとは限りませんが、多くのケースで金利負担が軽減されています。おまとめローンを利用することで、返済額の多くを巌門の返済に充てることができるので、結果として支払総額が減ることになり、返済期間が短縮されることにもなります。そして何より、一か所だけに返済していけばよいので精神的に非常に楽になりますね。

とはいえ、おまとめローンを扱っているところって少ないのでは?いくつも借り入れがあるのにこれ以上借りれるの?などなど疑問も多いはず。おまとめローンと大々的に宣伝していないものでも、目的自由のフリーローンなどは、おまとめローンとして借り入れの申し込みができます。すでに複数のキャッシングを利用している場合に、フリーローンへの申し込みができないと思っている方も多いのですが、これは総量規制の法律があるからです。ですが、おまとめローンは総量規制から除外されています。

つまり、おまとめローンとして申し込む場合は、キャッシング会社への申し込みでも総量規制の対象とはならないのです。ですから、おまとめ先としてキャッシングの申し込みをしたい旨をキャッシング会社へ伝えてから申し込みをすると審査に通過することもあるのです。借入限度額が500万円というキャッシング会社も増えていますので、おまとめ先として、キャッシング会社を検討するのも一つの方法です。このように、おまとめローンという商品はないけど限度額にも余裕があり使用目的の制限されていないキャッシングやカードローンの商品も検討してみましょう。

おまとめローンは

おまとめローンというのは、本来は、多重債務者に対して、銀行が低金利で融資するローン商品を言います。実際に、利用したことがあるかどうかは別として、テレビコマーシャルや広告などで、この「おまとめローン」という言葉を見聞きしたことがある方は結構いらっしゃるのではないかな、と思います。このおまとめローンは、2000年代後半から、複数の金融機関・貸金業者にてローン・借金のある債務者に対し、総額を一括返済できるに値する金額を融資し、その融資で複数の金融機関・貸金業者の返済をした後、新たに契約した(おまとめローンを契約した)金融機関に対して返済を行う・・・というものです。ローンや借金の一本化・・・とも言いますよね。これは、長期に渡って顧客になってもらうことを狙って取扱うようになったローン商品ですが、ただ、2000年代後半頃から登場した印象があるものの、実際にはかなり以前から存在していたものなんですね。ただ、その頃はまだ一般的ではなく、整理屋というような悪質業者が、今でいうおまとめローンのような商品を取り扱っていることも少なくなかったため、どこか胡散臭いイメージが強かったようです(ちなみに、整理屋というのは、多重債務の整理を行うと言い、高額な手数料を取っていた業者のことです。多重債務の整理というのは、弁護士以外に行うことができないのですが、弁護士と提携している整理屋も存在していたようです。もちろん、整理屋と提携することは弁護士法によって禁じられており、立派な犯罪です)

多重債務者とは、消費者金融会社・クレジットカード会社・・・等、複数の貸金業者からお金を借り、かつ、その返済が困難になっている方を指します。極端な話をすれば、複数の貸金業者から借金をしていても、その返済をきちんと行えている人は、多重債務者とは呼ばないんですね(もっとも、複数の貸金業者から借金をしている時点で、かなり切羽詰った状態なわけですから、そんなことはほぼあり得ないのですが)。何故、複数の貸金業者から借金をしてしまうのか・・・というと、もちろん事情は人によって違うでしょうが、最初は1ヶ所だった貸金業者からの借金が、その返済が困難になり、しかしなんとか返済しなければならないから・・・と、別の貸金業者からお金を借りて、それを返済に充てる・・・ということを繰り返し、結果として、多重債務者となってしまうケースが一般的のようです。いわゆる、雪だるま式に増えていく・・・というやつですね。借金をすると、借りた金額だけでなく、当然、それに利息が加わってきます。最初に借りた貸金業者へも利息を支払わなければなりませんし、新たに借りた貸金業者へも利息を支払わなければなりませんから、返済に窮すれば窮するほど、利息も膨大な額になっていってしまい、利息分を返済するだけでも大変なことになってしまうのです。例えば、最初に10万円を借りた場合、だいたい月々の返済は1万円ほどですから、特に問題なく返済することができますよね。しかし、借入額を増やせば、当然、毎月の返済額は増えていきますし、利息も更に加わります。100万円の借入では、5万円~6万円の利息が付いてしまうことも珍しいことではないのだそうです。平均的な一般家庭で、毎月6万円~7万円の出費はかなり大きいですよね。そこに住宅ローンや車のローン、子供がいればその教育費・・・等があれば尚更です。そんな状況でも、なんとかして返済しなければ・・・とそればかりを考えることで視野が狭くなり、目先のことしか考えられなくなって、結局別の貸金業者から借りることを選んでしまうんですね。冷静によく考えれば、それがいかに危険なことであるかがわかるはずなのですが、その時は「返済しなければ」という一心だったり、もしくは「とりあえず・・・の一時的なものだから」という屁理屈を押し通し、多重債務への道を選択してしまうのです。もちろん、一時的なもので済むわけはなく、その新たな借金の返済ができなくなると、更にまた別の借入先でお金を借りて・・・となってしまうわけです。ちなみにこれは、貸金業者からの借金だけでなく、クレジットカードのキャッシングの利用にも言えることです。

そんな多重債務者が、なんとか苦しいその状況から脱するための方法として挙げられるのが、債務整理です。債務整理とは、借金問題を解決するための方法の総称を言います。借金といっても様々で、住宅・車を購入する際に組んだローンの返済ができなくなってしまったり、生活費に困り、それこそ「一時的に・・・」と消費者金融でお金を借りたものの返済できなくなってしまったり、他人に名義を貸す・連帯穂書人になる・・・等が原因で、他人の借金を背負うことになったり・・・と人によって借金をした理由は違います。当然、クレジットカードで好き放題に買い物をし、その支払いができなくなってしまうというのも立派な借金です。

様々な理由で抱え込むことになった借金の返済ができなくなった方のために存在する債務整理ですが、債務整理は、法的な手段をとって借金問題を解決する方法であるため、弁護士・司法書士へ相談して行うことになります。一応、自分自身で債務整理を行うこともできるのですが、弁年・司法書士・・・等、専門家が介入していないと、貸金業者などがそれに応じないこともあるため、個人で行うのはかなり難しいことだと思います。自分で債務整理を行えば、弁護士・司法書士などの専門家へ支払う必要はないので、一見、「自分で手続きを行った方が良いのではないか・・・」と考えがちですが、確かに、費用は発生しないものの、個人での申し立るとかなりの時間と手間を要しますし、法律的な知識も必須です。だからこそ、弁護士や司法書士へ相談することが手っ取り早いわけです。なお、この債務整理には、自己破産・個人再生・任意整理・特定調停の4種類に大きく分けられます。これらのうち、どの債務整理の手続きを行うかは、借入をしている貸金業者の数・取引年数・家計の状況・・・等で決定します。

そして、多重債務者を救うためのそれ以外の方法として、おまとめローンを利用する、ローンを一本化する・・・という選択肢も存在します。要するに、複数の貸金業者から借りている借金を、一社にまとめることにより、借入金(元本)の返済も、利息の支払いも一社のみに対して行うことになりますので、毎月の返済額がグッと減ることになるのです(その分、返済期間が延びてしまうことになりますし、また、おまとめローンを利用しても、結果的に自己破産してしまう方もいらっしゃいます)。ただ、このおまとめローンは、どの銀行でも扱っているわけではありませんし、そもそもローン商品名というよりは、ローンの種類の1つという認識の方がわかりやすいかもしれませんね。ただ、最初に少し触れましたが、基本的にはこのおまとめローンは、銀行のうち数社が取り扱っていることになるわけですが、銀行以外にもキャッシング会社で取扱われているようです。

複数の借入先からの借金を一本化することにより、毎月の返済額が減少したり、支払先をわかりやすく単純化することに繋がります。単純化というのは、「毎月10日は△△への返済で、毎月15日は、□□□への返済で・・・」というような、1ヶ月のうち異なった日にそれぞれ返済を行うのではなく、一本化するためにおまとめローンを利用することとになった銀行一行や、業者一社のみに対し、支払いが1ヶ月のうち1回の返済で済ませることを言います。

ただし、このおまとめローンというのは、他社からの借入金額の合計範囲内までしか借りることができません。例えば、賃貸業者3社からそれぞれ50万円借りていた場合、借入額のトータルは150万円が上限となる・・・というわけなんですね。おまとめローンは、あくまで債務者に代わって借入先に返済することであり、個人が受ける融資ではありません。おまとめローンを利用することによって、その銀行などの金融会社が借入先に即返済を行い、その分をまとめて金融機関がその金融会社に返済する・・・といった仕組みになります。

おまとめローンと総量規制

銀行からの融資はもちろんのこと、キャッシング・カードローンにて融資を受けうためには、総量規制というものを考慮する必要があります。この総量規制とは、2010年に貸金業法が改正された際に登場した新たな法律です。どのような内容かを簡単に説明すると、「年収の1/3以上は個人に貸出ししてはいけない」というものなんですね。総量規制が施行されたことで、利用者は収入の1/3未満の金額しか融資を受けることができなくなり、そして、キャッシングやカードローンを扱っている貸金業者側からしてみれば、融資する額もぐっと減ってしまったことになります。

この総量規制が施行されるまでというのは、制限なく融資を受けることが可能となっていました。どこまで貸すかという基準は、各金融業者・各貸金業者のの審査基準に全て委ねられていたのです。ね。要するに、業者が貸そうと思えば、債務者がきちんと返済できるかどうかを考慮せずに、どれだけでも貸すことができていましたし、債務者側からすれば、借りようと思えばどれだけでも借りることができたわけです。

しかし、その結果として、多くの債務者が複数の金融業者からお金を借り、返済が困難となってしまった多重債務者となってしまい、自己破産などの債務整理を行う方がとても増えたのです。いえ、まだ債務整理を行うだけの冷静さがあればまだ良いんですよね、やり直すことができますから。そうではなく、最も最悪なケース・・・夜逃げしたり、あるいは、自殺するまでに追い込まれてしまったり・・・といった方や家族が増加し、社会問題にまで発展しました。そして、ようやく、新たな法整備が求められ、実行され、この総量規制が登場したのです。

総量規制に基づくと、収入の1/3未満までの借入れは、複数社の金融業者から借りている場合も対象となっており、結局のところ、借入金の合計額が収入の1/3以上になった時点でそれ以上の融資を受けることはできません。そのため、例えば年収が300万円の方であれば、1社の貸金業者から100万円以上借りてしまってはいけませんし、2社から50万円ずつ借りていてもいけませんし、4社から25万円ずつ借りていてもいけない・・・ということになります。もし、この総量規制に反して貸付けを行った場合は、その金融業者・貸金業者は行政処分の対象となります。

ただ、この総量規制にも対象外となっているものがあります。総量規制は、全ての借入に対して適用されるわけではなく、クレジットカード会社・消費者金融・信販会社・事業者金融会社・・・等の貸金業者からの借入のみが対象となっています。

ですから、銀行などの金融機関が扱っている住宅ローン・自動車ローン・医療費ローン・・・等の融資は、総量規制の対象外となっているのです。たとえキャッシングであっても、銀行が運営しているものであれば、総量規制の対象にはなりません(なお、クレジットカードを使った商品の購入・有料サービスの利用も、総量規制の対象外となっています)

また、この総量規制というのは、あくまで個人向けのものであって、個人事業主・中小企業に対しては、総量規制は適用されないケースが多くあります。何故かというと、個人事業主・中小企業に対しても厳格に総量規制が適用されてしまうと、個人事業主・中小企業の多くが倒産してしまう恐れがあるためです。特に個人事業主は、事業資金を銀行・公庫から借入ている他、カードローン・キャッシングなどでも、急に必要となった資金を借りている場合があり、また、そういう方が少なくないのです。そんな状況下で、事業主中小企業も総量規制の対象となってしまえば、資金繰りがうまくいかなくなり、経営が危うくなって、倒産してしまう・・・というケースは、容易に想像できると思います。そのため、個人事業主・中小企業に総量規制は適用されないのです。もっとも、総量規制の対象外であるからといって、審査が甘いわけではなく、個人向けのキャッシングやカードローンと同様、返済能力があると見なされた場合のみ、審査に通ります。

そして、総量規制の対象外となっている事項(例外措置)のなかに、このおまとめローンも入っているのです。基本的に、お金を借りる人(債務者)が一方的に有利になる借換えというのは、総量規制から除外する決まりがあるんですね。要するに、おまとめローンを利用することで、毎月の返済額が少なくなったり、返済総額が少なくなる・・・ということは、債務者にとって一方的に有利になる借換えそのものとなるわけで、当然、例外措置の対象となります。ですから、例えば、現在、お金を借りている金融機関Aよりも、金融機関Bの方が金利が低いのであれば、たとえ年収の1/3を超えたとしても、その融資を受けることが許可されますし、それは、銀行などの金融機関だけでなく、消費者金融・貸金業者も含まれます(もともと、銀行などは、この総量規制の対象外ですが)。

このおまとめローンは、基本的にはどの金融機関でも取り扱っています。「おまとめローン」という名称ではないにしても、それに相当するローン商品を扱っているところがほとんどです。しかし、だからといって、どの銀行でも契約できるわけではありませんし、契約内容ももちろん同じではありません。金融機関ごとにそれぞれ基本的な部分で差があります。当然、金利も違います。ただ、共通して言える点は、銀行などの金融機関の審査は非常に厳しいということです。債務者の返済能力や、どういった状況にあるか・・・でも違ってきますが、簡単にローンを一本化することができたり、借換えできたりするほど甘くはありません。例え審査が甘くても、その場合は金利が高い場合が多いんですね。少しでも毎月返済できるように・・・と考えて一本化することを望んでいるのに、金利があまりに高くても困りますよね。金利は低ければ低いほど良いわけですから。とはいえ、複数の貸金業者からの借金を1つにまとめた方が、毎月の返済額を減らすことができるのは事実であり、兎にも角にもそれを優先したいのであれば、審査が甘くて金利の高い金融機関に相談してみると良いと思いますし、そこでも無理なようであれば、消費者金融・貸金業者へ相談してみるのも1つの方法だと思います。先ほども触れたように、本来、総量規制の対象は消費者金融・貸金業者ですが、債務者にとって一方的に有利となるのであれば、総量規制の対象外となりますので、ローンの一本化は可能なのです。

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